FabLab Itoshimaで進む自作CNCの試み――GRBLからUGSによる校正まで

木工房の作業台に置かれた自作CNC、制御基板、操作用ノートパソコン

FabLab Itoshimaでは最近、自作CNCを実際に動かしながら、その仕組みや調整方法を記録する記事を公開しています。

CNCは、デジタルデータをもとに工具を動かし、木材などを加工するための仕組みです。完成した機械を使うだけでなく、配線や制御、調整の過程を理解することで、自分たちの制作環境を自分たちで整え、改善できるようになります。

1. GRBL、CNCシールド、ステッピングモーターの基本

最初の記事では、ArduinoとCNCシールドを使ってCNCを制御するための基本を紹介しています。

GRBLがどのような役割を持つのか、CNCシールドとステッピングモーターをどう接続するのか、外部電源を選ぶ際に何を確認する必要があるのかを整理しました。自作CNCを始める前に、制御系全体の構成を理解するための記事です。

自作CNCを動かすGRBLとは?CNCシールドの配線と外部電源

2. Universal Gcode Senderで移動量を校正する

次の記事では、CNCをパソコンから操作するUniversal Gcode Sender(UGS)の基本と、GRBLの$100$101$102を使ったsteps/mmの校正方法を紹介しています。

画面上で100mm動かしたつもりでも、実際の移動量には差が出ることがあります。その差を測り、設定値を計算し直し、もう一度動かして確かめる。この実測と調整の繰り返しが、CNCを正確な制作道具へ近づけていきます。

Universal Gcode Senderで自作CNCを調整する|GRBLの$100・$101・$102とsteps/mm校正方法

つくる過程を、共有できる知識へ

FabLabの価値は、機械が置かれていることだけではありません。試し、失敗し、調整して得られた知識を記録し、次に挑戦する人が使える形にしていくことも、創造のための重要な基盤です。

Studio Kuraは、FabLab、アート、教育、レジデンス、地域の活動をつなぎながら、人が学び、試し、つくり続けられる環境を育てています。今回のCNC記事も、その小さな実践の一つです。

今後もFabLab Itoshimaでは、実機の構成や設定、加工の試行錯誤を記録し、ものづくりに挑戦する人へ共有していきます。