Gabrielle Kroese ガブリエル・クロッサ (オランダ) 2018年4月滞在
Gabrielle Kroese ガブリエル・クロッサは、オランダに拠点を置くビジュアルアーティスト。
ミネベア美術アカデミー(オランダのグローニンゲン)美術学士号を取得。
主に絵画、ドローイング、コラージュに特化した作品制作を行い、作品はいくつかの賞でノミネートされ、これまでオランダとドイツで発表されました。
ガブリエルは、毎日の中で垣間見る様々な視覚的情報を選択し、写真を用いて新しい物語を作りだします。また人々がどのようなものに視覚的に魅了されているか関心があります。一つのイメージから人々には何が見えるのか、またどんなイメージを覚えているか、他の人々はどのようにイメージを見るのか、また他の人々の見方から影響を受けることができるのか。
絵画を用いて、ガブリエルは抽象的なカラーフィールドから具象的なイメージの組み合わせを探求します。このような組み合わせがどのように絵画を補強し、様々な見方を導くことができるかリサーチすることに魅了されています。
最近では、色の配色パターンを和田三造の「配色総鑑」から無作為に選択し作品に取り入れます。
スタジオクラでは、自分が持つ色を認識したり、街や近辺を探検したり、画像を収集したり、視覚的に様々なことを記録していきます。
ガブリエルは「私たちの見方はどのようなものが真実なのか、信頼できるものなのか」問いかけながら制作を進めていきます。