Hye-Jin Kim ヘジン・キム (韓国) 2018年2月滞在
Hye-Jin Kim ヘジン・キムは、韓国の大邱在住、抽象絵画と混合技法で作品制作する若手アーティストです。2008年にニューヨークへ渡米し、プラット・インスティテュート(絵画)美術科学士号を取得。韓国での「Abstract Mind」、「Memorial」、「Meditation」や日本での「Letters from Sapporo」など、2012年よりグループ展や個展を開催しています。
視覚に障害のある人々を含めた誰もが楽しめる視覚芸術を作り出すことを目標に制作しています。美しいシーンを見つけるたびに写真を撮り、多くの視覚的なイメージを用いて自身の気持ちを記述する文章/詩を書いています。そのため視覚障害のある人々でも心にシーンを思い浮かべることができます。またヘジンは点字と写真を使ったレリーフ(浮き彫り)制作も行っており、見ることができない人とできない人によって異なる魅力を伝えています。「一見すると抽象的なレリーフのように見えますが、視覚に頼らずに作品に触れると、実際の写真を思い描くことができるかもしれない」と作家は語ります。
スタジオクラに滞在中、福岡で撮影した写真をもとにレリーフシリーズに取り組んでいきたいと考えています。完成した作品はスタジオクラで展示するほか、同年韓国で開催される個展でも展示する予定です。