James Wylie ジェームス・ワイリー (ニュージーランド) 2018年11月滞在
James Wylie ジェームス・ワイリーは、マオリ語名「アオテアロア」ことニュージーランドに活動拠点を置くビデオアーティストです。オークランド国立芸術大学ELAMで美術修士号を2018年に取得、アオテアロアほか国際的に作品上映されています。テクノロジーが私たちの体や風景にどのように影響するかを探究した作品制作に取り組んでいます。
2014年、ワイリーは鳥取県の農村部に2年間ほど住みながら、里山独自のリズムに特化した作品を制作してきました。里山には、天候や季節のサイクルによって柔軟に変動する時間が存在し、またそのサイクルは現代の技術によって抑圧されようとしています。より広い生態系との共生関係を促し、特有の景観を守りながら受け入れるべき関係である里山について再考させる作品を展開しています。
Satoyama seem exist in their own time frame, dependent on the cycles of weather and the seasons – cycles that modern technology attempts to repress. The Satoyama inspire a symbiotic relationship to a wider ecosystem. A relationship that encourages and embraces consistent negotiation with the landscape.
During the residency period, Wylie will explore the rural areas surrounding Itoshima and creating a series of videos the juxtapose real footage into 3D digital worlds.