Shin Yeon Moon(米国):2015年 4月-5月滞在
Moon氏は、ニューヨークを拠点とする美術家です。2013年にニューヨーク大学の現代美術学科を卒業。ニューヨークで個展を開くなどして、個人活動も行われています。Moon氏は、沈黙は幻想と現実の曖昧な間の状態であると言う事を概念に作品を表現しています。
ShinYeon Moonが鑑賞者に求めるのは、沈黙にふけることです。「沈黙」にある二元性について疑問を抱いています(言われざるものが人に持たせる力と、持つ破壊力)。自分の「沈黙」の記憶をさかのぼって、Moon氏はなぜ沈黙の美が沈黙の悪いところほど重要とされないかと疑問を抱いています。Moon氏は自分の経験の中で、自分に人生の中で沈黙が進化している証拠を見つけています。Moon氏にとって、沈黙によってできる空間は、外部からの刺激がない、瞑想ができる安全な空間です。沈黙は幻想と現実の狭間にあるぼんやりした空間である考えを探究しています。